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福祉施設の送迎で事故が起きたら?利用者を安心させるために取るべき対応と注意点

「どうしよう…」
送迎中に事故が起きた瞬間、多くの職員がそう感じます。

幸い大きな怪我はない。
でも、ご家族への説明、補償の問題、施設としての責任…。
頭の中は不安でいっぱいになるはずです。

まずお伝えしたいのは、冷静な初動対応ができれば、穏便に解決できる可能性は十分あるということです。この記事では、福祉施設の送迎時に起きてしまった事故について、直後の対応から保障までをご紹介します。

利用者さんとの良い関係性を続け、施設の信頼性を落とさない対応を身につけておきましょう!

福祉施設の送迎で事故が起きた時に最優先すべきこと

事故直後に最も大切なのは、利用者さまの安全確認です。ドライバーが焦ってしまう部分ですが、まずは利用者さんの状態の把握と記録をしておきましょう。

体調の確認は「見た目」だけで判断しない

「大丈夫そうだから」と自己判断するのは危険です。高齢者や障がいのある方は、痛みを言葉で訴えにくいことがあります。打撲や骨折はその場では症状が出づらく、数時間後に悪化するケースも珍しくありません。少しでも不安があれば、その場で119番・または医療機関への搬送を選択してください。

精神的なケアも同じくらい重要

事故の衝撃は、身体だけでなく心にも影響します。「大丈夫ですよ、一緒にいますからね」と落ち着いた声でそばにいるだけで、利用者さまの不安は大きく和らぎます。パニックや混乱が見られる場合は、刺激を与えず、静かな環境で落ち着くのを待ちましょう

対応の記録をその場で残す

いつ・どこで・何が起きたか、利用者さまの状態がどうだったかを、できるだけ早くメモや写真で記録しておくことが、その後の対応をスムーズにします。

福祉車両の送迎事故後に家族への説明で絶対に押さえるべきポイントは?

家族対応で不安になるのは当然です。 ですが、穏便な解決につながる対応には共通点があります。3つのポイントを知って、ご家族が安心できるように伝えましょう。

「報告は早く、内容は正確に」が鉄則

事故を知ったご家族が最も怒りを感じるのは、「なぜすぐ連絡してくれなかったのか」という点です。詳細がまだわからなくても、「現在こういう状況で、確認中です」と第一報を早めに入れることが信頼関係を守ります。

憶測や言い訳は絶対にしない

「おそらく〜だったと思います」「相手の車が急に…」といった発言は、後々トラブルの原因になります。確認できていることだけを、誠実に伝えましょう。

再発防止策は「具体的に」

「今後気をつけます」では家族は安心できません。「ルート確認の手順を見直します」「乗降時の補助を2名体制にします」など、何を・どう変えるのかを具体的に伝えることで、誠意が伝わります。

誠実さは、怒りを和らげる最大の要素です。 初期対応を誤らなければ、大きなトラブルに発展する可能性は大きく下げられます。

福祉施設の送迎時の事故…補償や責任はどうなる?焦らなくていい理由

「保険で対応できるのか」 「施設の責任は問われるのか」不安は尽きません。ご本人・ご家族の対応が終わった後は、焦らずに保障について考えていきましょう

関わる保険は複数ある場合も

送迎事故では、車両に紐づく自動車保険だけでなく、施設が加入している施設賠償責任保険が適用されるケースもあります。また、相手方の過失割合によっては、先方の保険が主となることもあります。「どの保険がどこまでカバーするのか」は、保険会社や専門家に確認するまで自己判断しないことが重要です。

その場での「約束」が後々リスクになる

動揺している中で「全額うちが負担します」「何でもします」と口走ってしまうのは理解できます。ただし、そうした言葉が後に法的・金銭的な問題を複雑にすることがあります。誠意は示しつつも、補償の具体的な内容については専門家と相談してから回答するのが賢明です。

専門家と連携することで、

  • 過剰な負担を避ける
  • 不必要な謝罪や約束をしない
  • 円満解決への道筋をつくる

ことが可能になります。

今後も利用者さんとの関係を続けていくために|解決するために大切な視点

福士施設の送迎時に事故が起きてしまっても、今後も利用者さんとは良い関係を続けていきたいですよね。事故後の対応1つで今後も今の関係性が続けられるかが決まるので、大切な視点を押さえておきましょう。

「隠す」「曖昧にする」は最悪の選択

後から事実が出てきたとき、信頼は一気に崩れます。たとえ施設側に非がある部分があっても、誠実に向き合う姿勢は、長期的な信頼につながります。

事故対応マニュアルの整備が、いざというときの支えになる

「何をすべきか」が事前に整理されていれば、現場の職員は冷静に動けます。送迎事故を想定した対応フローを、日頃から施設全体で共有しておくことをおすすめします。

適切な対応は、信頼を失うどころか「誠実な施設」として評価につながることもあります。 不安なまま抱え込まず、福祉業界に特化した専門家に相談することで、冷静に、円満に解決へ進むことができます。

送迎事故の対応や補償でお困りの際は

福祉事業所に特化したライフステージまでご相談ください。 現場を理解した視点で、穏やかな解決をサポートいたします。

まとめ

事故が起きた瞬間、誰もが焦ります。でも大切なのは、その後の対応です。利用者さまの安全確認、ご家族への誠実な説明、専門家への相談——この3つを落ち着いて進めることが、円満解決への近道です。一人で抱え込まず、福祉の現場を知る専門家と一緒に、冷静に前へ進みましょう

この記事の監修者

代表 永野 勤一

代表 永野 勤一

2015年株式会社ライフステージ参画。2018年より介護福祉施設、就労支援事業所、障がい児福祉施設、グループホームなど福祉事業者向け保険サービスを専門に展開。2020年代表取締役就任。福祉施設運営におけるリスク管理と保険実務に精通している。
損害保険トータルプランナー、生命保険専門資格、公的保険アドバイザー、損害保険・損害サービス資格

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